JA津安芸

農業の守り人

夫婦二人三脚で露地栽培

渡辺 昌代さん、陽介さん

津市

津市栗真小川町で「渡辺農園」を経営する渡辺昌代さんは露地でナバナ、カボチャ、ピーマン、サツマイモなど多品目を栽培し、就農してもうすぐ2年目を迎えます。
夫の陽介さんも休日に土おこしや土壌改良などの力仕事をサポートし、現在は35アールの農地を夫婦二人三脚で管理する渡辺さんにお話を伺いました。

家庭菜園から農家に

もともと家庭菜園が好きで、手間をかけたぶんだけ結果がでる農業に魅力を感じ、自分で育てた自慢の野菜を多くの人に食べてほしいという思いで、昨年7月に就農しました。農地を持っていなかったので、JAや行政に相談し、耕作放棄地や休耕地を活用して「渡辺農園」をスタートさせました。

農業の難しさと嬉しさ

収量が多く、県のブランド野菜でもあるナバナの栽培に挑戦しましたが、定植に苦労し、農業の難しさを実感しました。苗の定植直後、暑さや風の影響を受けて苗が全部枯れてしまいましたが、試行錯誤を重ね、収穫時期には収穫が間に合わないほど生育し、諦めずに頑張ってよかったと思いました。

「渡辺農園」の野菜を手に取ってほしい

売り場で品出しをしているときにお客さまと話すのが楽しく、おいしかったよと声をかけてもらえるのが励みになります。丹精込めて育てた野菜は、消費者の手に取ってもらいやすいよう、選別と袋詰めには注意を払っています。袋には農作業の様子を投稿しているインスタグラムのQRコードと「渡辺農園」のロゴのシールを付けて目印にし、JA直売所「みどりの交差店」や地元スーパーなどで販売しています。

次世代の農業者として夫婦で協力し、地元にしっかりと根が張るような農家になりたいです。