JA津安芸

農業の守り人

ゆっくりと就農していきたい

北澤 奈帆美さん

新規就農者 津市雲出本郷町

「白く真っ直ぐな良いネギができると、私がコレを作ったんや!と嬉しくなる」と白ネギを手にして話すのは、2016年3月に新規就農した北澤 奈帆美さん。現在JAが斡旋した津市雲出本郷町で栽培しています。


農業を始め、家族と一緒に過ごす時間が増えました

就農のきっかけは?

転勤族の夫が「農業をやってみたい」と常日頃から言っていたことと、津市に家族で移住し、この地で成長した息子2人のために、これからは地域で根を生やし、家族の時間を豊かに過ごしたいと思ったからです。

作目はどうやって選択しましたか?

夫は仕事があるので、私が主体となり、ゆっくりと就農していこうと方針を決めました。選んだ作目は設備投資などのコストが少なく、作業負担の少ない白ネギにしました。価格も安定し2年後5年後の計画が立てやすかったことも決め手でした。

新規就農して苦労したことは?

白ネギは雨に弱いため、定植後は雨が続くとドキドキして雨雲レーダー見ながら心配していました。家族でキャンプに行く日に雨で畑が水に浸かり、出発を遅らせて家族で水をかき出したことも今はいい思い出です(笑)
困ったときは、JAの販売課職員さんに相談すると親身にアドバイスをもらえるので心強いです。初めての栽培でしたが1日20~30ケース(1ケース=3kg)を出荷できるほどになりました。

家族の反応

家族との時間を大切に、をモットーに、子ども達は作業場で宿題をしたり出荷調整を手伝ってくれています。野菜を栽培する労力や収入を得るという日常を社会見学のように楽しんでいってほしいです。

今後の抱負

失敗を繰り返したことで、何でも先回りが大事だとわかりました。台風がくる前に土を盛ったり、予防の薬をまくなど、先回りすることで白ネギにも、人にもストレスがかからないということを実感しました。
まだ大きさが不揃いだったり、作業に時間がかかったりするので、サイズや規格の統一された良い白ネギを家族みんなで作っていきたいです。