JA津安芸

農業の守り人

水稲農家として独立し、活気ある担い手めざす

福田 寿徳さん

津市河芸町

福田寿徳さんは津市河芸町の圃場で「コシヒカリ」「ほしじるし」を中心に自らの管理による水稲栽培を始めました。水稲農家として独立し、活気ある担い手をめざす福田さんにお話を伺いました。

 

飲食店から農家をめざす

農業に興味を持ったのは27歳の時です。当時、飲食店で働いていましたが自分で美味しい米を作って販売してみたいと強く思い、思い切って農家になる決心をしました。

手をかけるほど美味しくなるのが農業の魅力

最初は、JA津安芸管内の無農薬栽培を行っている水稲農家に就農し、仕事をしながら基礎を学びました。米ぬか除草や有機石灰などを使用した栽培に挑戦してみましたが、雑草の管理が難しく収量が確保できず、栽培の大変さを感じる一方で手をかければかけるほど良いものができる農業の魅力と楽しさを実感しました。

独立し、幅を広げた栽培も計画

県内外の水稲農家でノウハウを学び、農家との情報交換やネットワークを広げました。2020年より津市河芸町の担い手農家で約38ヘクタールの水稲作付けを手伝い今年、雇用就農から独立しました。12ヘクタールの圃場を任されて今後面積も拡大予定です。麦や大豆の栽培にも挑戦したいと思っています。

活気ある農業をつくりたい

農家の高齢化が進み担い手不足が加速する中で、若い世代にも農業に興味を持ってもらうために働きやすい環境を整備したいです。今はドローン技術の導入で農作業の効率化、省力化などに取り組んでいます。今年から津安芸地区農業青年部にも参加し、若い世代を引っ張るためにも活気ある農業をめざしていきたいです。