JA津安芸

農業の守り人

みかん農家の若きリーダー

佐藤 晋治さん

津市一身田平野

糖度計で収穫前の「不知火(しらぬい)」の糖度を計るのは、佐藤みかん園を経営する佐藤晋治さん。「宮川早生」「青島温州」をはじめ、晩柑の「はっさく」「伊予柑」「ネーブル」「不知火」など7品種を栽培しています。


極早生の新品種です。剪定で形を整えています。

就農にいたるまで

佐藤さんは、農業大学校で果樹栽培を学び、卒業後家業のみかん園を継いでいます。従来の方法にとらわれず、土壌にあった施肥時期の選定や栽培管理を徹底して行うことで、甘くてほどよく酸味のある良質なみかんを作っています。

新たに始めたものは?

数年前から作業期間を分散するために、極早生の新しい品種の栽培を始めました。みかんの木は商品として出荷するまでに10年以上かかるので、まだまだ先の話ですが、10年20年先を見据え、新たなものを積極的に取り入れています。

地域貢献活動

県知事が認定する「三重県指導農業士」に選ばれ、これまで農業大学校生等を受け入れてきました。地域農業の活性化や後継者育成を推進するサポートリーダーとして活躍しています。また人と集まったり、賑やかなことが大好きな人柄もあり、一身田地区の新たな地域起こしにも協力しています。

今後の抱負

佐藤さんは「とにかく美味しい、味見をして納得して購入してもらえるミカンを作りたい」と抱負を語ってくれました。佐藤さんのみかんは10月下旬~3月まで、みかん園での直売などで販売しています。