JA津安芸

農業の守り人

野菜作り生きがい 仲間づくりにもつながる

田中清子さん

津市一色町

津市一色町で年間30品目以上の野菜や花を生産する田中清子さん。約10アールの圃場でシュンギク、モロヘイヤ、ラディッシュなど季節ごとの野菜を、夫の正行さんと一緒に栽培しています。JA津安芸農産物産直
会の役員としても活動し、生産者や仲間との交流を楽しみながら日々野菜作りに励んでいる田中さんにお話を伺いました。

経験を活かし、 独学で技術を習得

定年退職を機に15年前から本格的に農業を始めました。母の手伝いで出荷をしていた経験を活かし、独学で栽培技術を身につけてきました。発芽に失敗するなど苦労もありましたが、今では細かな工夫や管理を重ね、仲間と情報を共有しながら高品質な野菜作りをめざしています。農業は第二の人生が始まったような気がします。

こだわりは “減農薬”と“朝取り”

なるべく農薬を使わないよう心がけ、どんなに小さな草にも目を配り、防虫ネットやマルチを丁寧に張るなど、毎日畑に通って管理を欠かしません。早い時は朝4時半に畑に向かい、収穫後すぐに直売所へ出荷。最盛期にはトラックの荷台いっぱいに積んで往復することもあります。早朝に収穫した野菜は、食べた方から「新鮮でおいしい」「これからも続けてほしい」と好評です。

仲間とともに 地域の産直を支える

野菜作りを通じて生産者や消費者との輪が広がり、仲間もたくさんできました。これまでに培った経験や知識を仲間に伝えながら、地域の産直を支える一人として活躍し、これからも元気で、品質の良い自慢の野菜をたくさん作り続けたいです。