JA津安芸

農業の守り人

加工商品で付加価値をつける

村治 千代子さん

津市美里町足坂

ファーマーズマーケットみどりの交差店の売れ筋商品「鶏めし」と「草もち」を作っているのは「キッチン美里」の村治 千代子さん。品質は良くても売り物にならない2級品を加工して高付加価値をつけ、所得向上に繋げる秘訣を聞きました。


3年日記には夫の農作業記録や注文の内容を、ノートには仕出し弁当をどの方にどんなメニューのものを作ったか忘れないよう全て記録しています。

6次化商品販売を始めたきっかけ

もともとJAの生活指導の職員として女性部活動などに携わり、安全安心な食に対するこだわりが強くありました。主人がこんにゃくいもの栽培を始め、私もコンニャク作りをするために自宅の敷地内に加工場を作ったことがきっかけとなりました。 その後姉や知り合いも調理に加わり、グループ「キッチン美里」を立ち上げ、仕出し弁当と鶏めしの製造も始めました。口コミだけの販売ですが、ありがたいことにリピーターの方々に日々注文をいただいています。草もちを作るための新たな加工場も増設し、忙しい日にはパートさんも雇って製造に励んでいます。

村治さんのこだわり

安全・安心はもちろん、冷凍食品は一切使わず、「手作りの味」を大事にし、地元で生産された旬の野菜をメニューに取り入れています(最近だとワケギで味噌和えなど)仕出し弁当はワンコインの500円から受付け、献立を変えて同じメニューは入れないようにしておりリピーターに喜ばれています。また、事前にお客様にはメニューをお伝えしていないので、「今日は何のごちそうやろな?」と楽しみにしてもらっているようです。じっと家にいるよりもやることがあるとボケ防止にもなりやりがいになっています。

JAと商品開発

JAの協力を得て「ちよちゃんの玉ねぎダレ」も開発しました。玉ねぎがまるごと1個分入っていて何にでも合うと好評です。

今後の抱負

主人の協力があってこそできるので感謝しています。このまま現状維持が目標です。もし興味のある方はぜひ見に来てくださいね! キッチン美里 津市美里町足坂615 059-279-2538